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オールドキリムとペルシャ絨毯

2013年12月04日(水) 投稿者:

入居時、バーラウンジの椅子や暖炉コーナーソファーの下には「オールドキリム」が7枚ひいてありました。
私が理事になりたての頃の知識ですと「キリムって何?ペルシャ絨毯と違うの?」レベルでした。
その後いろいろ聞くとキリムは遊牧民が編む平織りの織物で、起源をさかのぼれば
2000年くらい前からあるそうです。特にデザイン性に優れるキリムは価値のあるとのこと。

しかし、入居後4年目になるとキリムはかなりボロボロになってました。

20131110-kirim01.jpg

考えてみれば当たり前です。
平織りの織物ですから絨毯ほどの耐久性はなく、この上に重いソファーを置いて引っ張ったり
押したりすれば簡単に破けてしまうのです。
更に毎晩、ワイン会や子供会や立食パーティーをこの上でしたものですから、
私たちが気づいたころには修復が困難になっていました。

とある、ペルシャ人のお店へ補修を依頼したところ
「キリムは素足で上を歩くものであって、土足で踏むなんてとんでもない!」
と怒りの文章が送られてきたこともあります。

結局、状態の悪いものについては補修をあきらめ、土足で踏むことを前提に作られているペルシャ絨毯への
リプレースを行うことにし、状態の良いかったものについては順次クリーニングを行うことになりました。
さて、そこまで決めたものの、どのような絨毯を入れてよいのか悩んでしまいました。
デザイナーが作った空間に違うものに違う色等入ってしまうと空間バランスが崩れてしまうのです。

解決は突然訪れます。
ある日、クリーニングを依頼したお店が山のようにペルシャ絨毯を持ってきて、空間に合うデザイン・色味のものを選定してくれたのです。お値段は市価の1/3以下。3枚買っても策定していた補修予算で間に合います。

20131110-kirim02.jpg

しばらく絨毯を取り置きしてもらい、理事会決議を通して購入することにいたしました。
解決のために奔走していただいた理事のおかげで、空間デザインにぴったりの絨毯にリプレースできました。

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