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TalkShow トークショー

池崎

では、簡単に自己プロフィールをお願いします。

大久保

皆さんこんばんは。東京建物の大久保と申します。今は、住宅事業企画部におりまして、ブランドの管理ですとか、住民の皆様にお世話になっておりますアメニティサポート含めたグループ会社の連携をやっている部署におります。
当時は、住宅事業一部のグループリーダーをしておりました。
よろしくお願い致します。

遠藤

皆さんこんばんは。東京建物の遠藤と申します。ブリリアマーレ有明を開発している当時はこの大久保の下で開発を担当しておりました。こういうバーラウンジをスーパーポテトさんにお願いしたり、プロモーションの方向性を決めたりしていました。現在はBrillia全体のプロモーションと言いまして、「Brillia」のCM等を管轄しております。
今流れている「Brillia」のCMには、実はブリリアマーレ有明のガーデンにお邪魔して、綺麗な夜景をバックに作らせて頂きました。また年末年始にも、首都圏でたくさんCMを流して、皆さんのブランドアップのお手伝いにもなると良いかなという風に思っております。
今日は宜しくお願い致します。

一同拍手

池崎

二人はこの「Brillia Mare 有明」を作られた方々です。早速お願いします。

遠藤

では簡単にスライドを作って来ましたので、スライドを進めながら、お話していきたいと思います。何か気になる点があれば、ちょいちょいお話を挟んでいただければと思います。

まず最初に有明のこの立地についてです。マンションの立地としてのポテンシャルという点になりますけど、まず開発当初の「有明」このエリアを私達が見てどう思ったかということから入りたいと思います。
これは開発当時よりも、もっと古いスライドになりますが、こういった感じでですね、水辺を生かした、「木場」ですね。
材木商の方がこの辺に軒をを並べていまして、このブリリアマーレ有明の敷地も、アベキャピタルさんという地権者さんが元々木材を取り扱われていた場所でした。右の方のスライドを見て頂けますと、木がいっぱい並んでますが、こういった都心に非常に近いんですけれども、水辺があるというところが、実は住宅としても適地なんじゃないかというところが最初の観点です。
水運を活かした木場がウォーターフロントだという読み替えですね。

池崎

ブリリアマーレの北西側道路から先は海だったんですよね?

大久保

そうですね。今はそこ埋め立てられてますね。こちらの写真当時は、すぐ水面に面していたんですけど、今は埋め立てられているという状況です。
このマンションを企画した直後は、確かまだ埋め立て中だったと思います。

遠藤

これは、販売を始めた頃に撮った空撮になります。この光が射しているところが現地ですね。こういったレインボーブリッジですとか、対岸に浜離宮庭園が見えたりしますし、東京タワーですとか、こちらが豊洲の方になりますけども、現在よりも更に建物が少なくて、非常に周りが広々としたところが、都心と距離的に近い所に求められるということや、都心と程よい距離感を持って、水と緑に囲まれた都心生活が送れるということが、まさにシティーリゾートといいますか、都心のオアシスなんじゃないかなという風に考えて、開発をスタートした記憶があります。

池崎

この空撮は、既にオリゾンさんとガレリアさんが建っている状態ですね?

遠藤

そうですね、こちら側がオリゾンマーレさんあちら側がガレリアグランデさん。ガレリアさんがちょうど竣工を迎えるようなタイミングで、私達も最初のパートナーにプロパストさんがいらっしゃいましたので、マンションの中を見学させてもらって、こちらのインスピレーションを高めていったということでございます。そしてここからが開発ストーリーと言う訳なんですけれども、こういったポテンシャルは非常に高い立地だということだったんですが、当時は先程のスライドにありました通り、住宅地と言ってもですね、オリゾンマーレさんとガレリアグランデさんが2棟ある中で、どうやって住宅としてのイメージアップというか魅力付けをしていくのかというのが課題になりました。
今日こうしてお招き頂いて、自分達が開発したマンションにお住まいの方々から、当時のことを喋れろと言われる事は、多分この業界でもほとんどないと思いますし、私共、どこまでどういう話をしたら良いのかなと、ちょっとドキドキなところはあるんですが、ほぼ10年経って、せっかくこういう機会ですから、本来お話し得ないことも話さなきゃいけないのかなと思ってこの場に臨んでいます。

池崎

そうですね、本音100%で

大久保

笑。今の話の流れなんですけれども、当時オリゾンマーレさんはもう入居はされていて、実は最上階に上げさせて頂いたんですね。私共がですね。
私自身もこのマンションを開発する前も、お台場の方の某マンションですとか、あるいは芝公園の近くの某マンションの開発に参加してですね、あちこちのタワーマンションから東京という景色は見てた経験はあったんですが、オリゾンさん、あれ27階かな。100mですね。あの高さから見た東京に非常に衝撃を受けて、「凄いことに東京なってるな」と。
自分達も向こう側でたくさん作ってきたんですけど、こっち側から見る経験というのは実はそんなになくてですね。それが非常に印象的だったというのが、私も忘れられない印象ですね。

大久保

で、ちょっと話しちゃうとですね、タワーマンションって大体最上階って、すいません下世話な話で恐縮です。一番高く売れるんじゃないのっていうのが普通のディベロッパーの感覚なんですね。ただオリゾンさんは400戸の規模であそこも同じように、最上階を共用部にしていらっしゃって、私もですね「1000戸の規模でこれをやってみたい」と思ったのが最初ですね。
タワーマンションって最上階にお住まいになる方もいらっしゃれば、10階にお住まいになる方も、5階にお住まいになる方もいらっしゃって、ただタワーマンションに住んでる価値は、やっぱり「上に行ける」ってことなのかなぁと思いましてですね、じゃあもう最上階全部共用部にしようという発想が最初から私の中にあったというのが正直な気持ちでございます。
最初に言っちゃいました。

遠藤

こういったプロポーションの中で、最上階を全部共用部分にしてということなんですが、こういう一棟の建物にするまでは、実は1000世帯を一塊のマンションにすべきかどうかっていう議論は最初にはありまして、この1000戸を半分に割ってですね、500戸500戸くらいのツインタワーをこの敷地の中に考えたらどうかということも実はシュミレーションしていました。最終的にはですね、この正方形に近い敷地の中に2棟建ててしまうと、2棟同士の近接感もあります。それにやっぱり大きかったのは、最上階に一つの大きなボリュームをまとめられるっていう魅力付けがですね、一番重要なのかなということで、1棟1080世帯っていうのはほんと未曽有の規模なんですけれども、そういう風に考えたということですね。

遠藤

今日限りのお話もということを組合様からリクエストも頂きましたので、まだ公開したことのない話題に移っていきたいなと思います。最初私たちの方で、こういうマンションにしていこうというのは決まったのですが、それをプロモーション、肉付けしていく時に、どうしようかという中で、あるハリウッドスターの方がですね、是非自分がデザインをしたいんだと、やらせてくれと、そしてプロモーションのキャラクターに自分はなるというオファーがありました。そしてデザインをして頂いたんですが、スケッチで言うとこんな感じです。
これ分かりますかね?日本で言う組み木。

(スライド自粛)

池崎

これを日本のマンションで作りたいって、デザインの提案をしてきたということですか?

遠藤

はい。そういう感じです。若干おとなしめに書いてますけれども、もっとこの辺こうでっぱったりしてですね、非常に刺激的で魅力的な提案ではあったんですけれども、例えばこの出っ張っているところの下に住んでいる人はどうなるのかとかですね。ここはどうやって支えるのか、造船の技術が必要じゃないかとか、侃々諤々ですね、大久保と一緒に海外飛び回りまして、この色々わがままを言うハリウッドスターと打ち合わせしたんですが、やはりこういうものを作っても、ここに住んでいる人どうするの?とか、家の中の景色はどう考えるの?と考えた時に、もう少し実質的な価値を皆さんにお届けしたいということで、今の提案になっています。

池崎

これ何か月間くらい彼と打ち合わせされたんですか?

大久保

5か月位じゃないですかね。

池崎

結構かかりましたね。

遠藤

いや、凄く壮大なスタディと言うか、これぐらいのことも検討してみて、一つの解に辿り着いたかなと思います。

池崎

他の類似事例でこういうのってありますか?ここまでぶっ飛んで色々スタディして作り上げたという事例は他にあるんですか?

遠藤

結構スピード勝負で開発するところもありますので、ここまでのスタディをして、これをボツにして、次に行くというのはあまり聞いたことがないですね。

大久保

昨今アジアではですね、結構特徴的な形のマンションってあるんですけれども、外観的には確かに絵になるんですが、本当に今遠藤が言ったようにですね、室内の中の居住性ってどうなの?って言うと、やっぱり日本人には受け入れ難いところが結構あるんじゃないかなと思いますね。
結果的には日本ではここまでの形をしたような分譲マンションっていうのは生まれていないと思いますね。

遠藤

このハリウッドスターの方からは、内装面の提案と言いますか、ある建築家の方と組んでいたので、こういうような内装デザインにしたいんだという提案は受けています。
今のブリリアマーレさんに比べるともう少し近未来的というか、車のボディみたいな雰囲気のこういうデザイン提案も同時に受けていましたので、もし先程見たような組み木デザインに、私達が舵を切っていたらですね、内装もこんな感じになっていたかもしれないということですね。

池崎

60年代の未来デザインみたいですね。

遠藤

はい。そして、今お話したような実質的な価値を、どうやって住宅に付けていくべきかってことで再出発をしまして、辿り着いたのが、皆さんが今お使い頂いている、このバーラウンジ等を設計したスーパーポテトさんというところになります。こちらが杉本貴志さん、残念ながらこの春にお亡くなりになられたんですけれども、杉本さんの方がデザインされたレジデンスとしては初めてであり、最大規模のデザインかと思います。
こちらの写真は全て、こちらのブリリアマーレ有明が出来る前に、スーパーポテトさんの方でデザインした、主に上海ですとかソウルのグランドハイアットのデザインですね。

池崎

ソウルの方はパークハイアットですね。

遠藤

そう、パークハイアット。エントランスをこういった幾何学模様をベースに、崩しながら、あとは光と陰でデザインを作っていくと、本物のこういう木ですとか、レンガを組み合わせる。あるいは切子デザインと非常にマッシブな家具を組み合わせて、デザインを作っていくということを既に世界のホテルで実績多くやっていらっしゃったので、こちらにお願いすれば、このような空間が出来るだろうなということでお願いしたいう経緯です。

遠藤

皆さんお馴染みのプールになりますけれども、こういった正方形を連続して天井に切って、光が下に落ちてくる。
で、南面のファサードにこの正方形の照明が映るという、本当に幾何学模様とライティングと素材っていう非常に徹底的なデザインによって、幻想的な空間が構成されているという風に思います。

大久保

今日はこのプールを使って催し物が日中開かれたということで?

池崎

はい、サップですね。立ち漕ぎヨットをプールでしているのを始めてみました。私は忙しくて出来なかったんですけど、羨ましいなと。

遠藤

このプールを作るのも25mサイズにするか、リゾートだから中途半端な20とか18に切るのが良いかっていうのは結構議論をしまして、リゾート寄りな人は逆に25とかになると競泳モードになってしまうから、25ない方が良いんだという意見もあったりしたんですけども、私達はやっぱり大きい共用部に折角お作りするプールなんで、25mにしました。タイムを測ったりできるようにしていこうということで、マンションのプールとしては大きな面積を割いたかなという風に思っております。

池崎

マンション内プールとしては、国内最大でしょうか?

遠藤

そうですね。だと思います。
私達は竣工すると必ず竣工検査っていって、色々な設備の不具合がないかっていうのを調べるんですが、私も当時水着を着用してきまして、水質の検査なんかもやらせて頂いております。
あとはご存知、暖炉コーナーになりますが、最上階に共用部を作った利点で本当に煙突を開けて薪を燃やそうという発想。これもマンションでは初めてだと思いますし、最上階ならではの発想なのかなという風に思っております。

遠藤

エレベーターホールも、こういった幾何学パターンを崩していく。形としてはストレートの整形なんですけれども、照明と幾何学パターンをしつこく繰り返すことで、非常に特別な空気が生まれているのかなという風に思います。

池崎

あまり流行り廃りのないデザインですね?

遠藤

そうですね、モチーフがシンプルなので、こうして10年経った今訪れても、非常に圧倒的な存在感がありますし、エスカレーターの周りの壁ひとつとってみても、とても良く出来ているなと、今訪れても、刺激的だなと思います。

遠藤

ここからですね、こういった強いコンセプト、共用部を最上階にまとめるとか、力強いデザインを頂いたものをどうやってお客様に伝えていくべきかというところのお話になります。
こういった強いコンセプトを持ったマンションを我々からすると、「商品」としてその魅力をどのように伝えていけば良いかっていうのも非常に大事でして、同様の感銘を受けた人にたくさん集まって頂く必要があります。そして1000世帯ありますので、たくさんの人に来てもらうにはコンセプトが伝わりやすい「アイコン」。キャラクターですね。これが必要だということで、私達が選んだ方がですね、こちらの「マドンナ」ということになります。

池崎

しかし、よくマドンナに出演オファー出せて、しかも先方も受けてくれたなって思うんですけれども。あと、マドンナって結構アバンギャルドなイメージもあって必ずしもプラスとは限らないんじゃないかな、と思うんですけれども。

遠藤

それは、会議室の中で、大久保含め、私と上席で会議をする中で、本当にたくさん魅力が詰まったマンションになったんだけれども、誰にやってもらおうかっていうのは割とフラットに論議をしました。ホームページの方にもちょっと書かれてますけど、マイケルジャクソンなんかも引き合いには実際に出しまして、それぐらいのパワーがいるよねとなったんですが、マイケルジャクソンはやっぱり当時から私生活が余りにも分からな過ぎるというか、ちょっとファミリー感がないし、彼をキャラクターにしてもみたいな・・・

池崎

ネバーランドになっちゃいますもんね

会場笑い

遠藤

というのがあってですね、「マドンナだって一緒じゃないの?」ってマツコ・デラックスには番組で怒られましたけれども、私達から見ればマドンナの方は結婚もされていて、旦那さんもいらっしゃって、ヨガになんかも凝ってらっしゃって、ちょっと健康的なイメージもあるのかなというのと、強い女性に引っ張ってもらうという先進性みたいなのを考えると、マドンナ相応しいなと会議室の中で決まりまして、じゃあマドンナにオファーしてみようとなったんです。

大久保

やっぱりこの人も、非常に好き嫌いがはっきりしている人だと思うんですよね。あのファンの方でですね。ですから社内でもマドンナを起用すると言ったらですね、烈火の如く、「何を考えているんだ」という人も正直いましたけれども、よくよく考えると、今遠藤が言ったようにですね、かなりストイックな考え方で自分の人生を貫いていて、非常にかっこ良いなと思ったので、ここの当時、オリゾンさん、ガレリアさんがいましたけれども、ほとんど何もない場所に、やっぱり何かこうメッセージ伝えるためには、このくらいのパワーがないととてもじゃないけど、ここの場所を伝えられないなというところで、もう途中から「この人しかいない」と。

大久保

正直、ここの広告をお願いしていたのは読売広告社なんですけれども、私が「次はマドンナでお願いします」と言った瞬間に、本当呆られましてね、「何をそんな簡単に言ってるんですか?そんなこと出来るわけないじゃないですか」と言われたんですけれども、彼らもたまたま、色々伝手があってですね、セッティング出来ちゃったっていう。我々としては予定通りだった気がするんですけれども、相応な価格であり、相当な調整ですとか、交渉があったっていう。日本はマドンナさんが広告に出たっていうのは、彼女がデビューしたもう30年以上前ですかね?の時のタカラ缶チューハイのCMしか無いんです。
だからとてもじゃないけど実現しないと思っていたというのは一方ではあります。ただ実現してしまった。

遠藤

こちらは販売スタート時のポスターに使われていた絵柄ですけれども、マドンナのアップとですね、物件コンセプトの「STYLE MADONNA TOKYO ARIAKE」ということで。それしか言ってないですね。
これ見れば魅力的って分かるでしょ?っていう、そういう勝負をかけたコピーになっているかと思います。
こういう建物デザインはあまり具象的にせずにですね、線画だけの建物デザインで表すっていうのも、今見ても新鮮な手法で皆さんにアピールできたかなと思っております。
こちらも同時期のポスター、チラシ等ですね。「STYLE MADONNA TOKYO ARIAKE」というのだけが、私達の詰め込んだ魅力を表現している。
「スタイルマドンナの魅力はボーダーを超える。有明の魅力に、ボーダーはない」というのが当時のコピーですね。

池崎

彼女、ボーダーレスですもんね。

遠藤

そうですね。はい。
こちらは、パンフレットの中の内幕ですけれども。これは撮影に立ち会った大久保の方から詳しく。

大久保

実は彼女が動くと関係者が世界を駆け巡らないといけないことになるので、当時彼女が、今も住んでいるのかな?ロンドンにお住まいになっていたので、ロンドンに来いということでですね、我々も当然ですけれども、世界各地からスタッフがロンドンに集結して、撮影をしたという。私も場所は覚えていないですけど、とあるスタジオでですね。ちょっとこれ映像が暗くなって見えないんですけれども、荒野、うねを表しているんですね。我々のコンセプトを先方に伝えた時に、マドンナ側から言われたことは「要するにここはフロンティアなんでしょ?」と。
「じゃあ私にまかせなさい。それにふさわしいビジュアル広告を自分たちから提案する」ということで、まぁ通常のタレントじゃないなと感じましたね。この黒いところはですね、ほんと分かりずらいかもしれないんですけれども、私も作成現場に行った時に、古いタイヤを粉々に砕いたものを敷き詰めてまして、それで荒野の何て言うんですかね、耕してまだ芽が生えない頃の農場みたいなものを表していて、向こうに見えてるのは地平線みたいなイメージですね。

池崎

これスタジオの中なんですか?

大久保

スタジオです。スタジオの中でこういう映像を作り上げているんですね。凄いなと思って。写真にするとこのようになるということですね。
まさにマドンナが荒野に立っているというのをTVCMに使ったんですけれども、そういうシーンをスタジオの中に作ったということでした。

池崎

確かに当時の有明は半分荒野みたいなところでしたからね。

遠藤

はい。そして、モデルルームですね。これは販売センターの中に作って、皆さんに見て頂いた一番大きなモデルルームになります。そうですね、新築当時の販売センターを訪れたことのない方も多くいらっしゃるかと思いますので、ちょっと新鮮かと思いますけれども、今3階のところですか、共用部でお使い頂いているビリヤード台はこちらモデルルームで展示していたものなのです。

遠藤

こういった白を基調にした、白と少しこういうメッキのシルバーでですね、ややデコラティブなモチーフを使って、キャンペーンタレントがマドンナになったので、マドンナが住んでいるような女帝の家っていうので作ったモデルルームで、非常に皆さんにご好評頂いた記憶があります。
水周りもこういった額縁ですね、少しレトロな額縁に照明を施したりして、当時では凄く、今見ても斬新なんですけれども、こういったモデルルームで販売をしていました。「STYLE MADONNA」を具体的に表すとこうだよというのをですね、販売センターの方でやっている状態ということですね。

池崎

大久保さん、遠藤さん。ありがとうございました!皆さん、ご質問のある方いらっしゃいますか?折角だから、これだけ聞いておきたいみたいな。

A

マドンナの広告は、1年間で変わったらしいんですけれども、その経緯はなんだったんでしょうか?

遠藤

凄く良くご存じな方のご質問かと思います。おっしゃる通りでですね、契約期間というのがありまして、これはどんなタレントさんにもあるんですが、大体一年契約なんです。その一年の始まりのところをどこから始められるかっていうのが、私達の勝負なんですけれども、その販売開始のタイミングとタレントさんとの契約が非常にうまく合えば、丸々一年使用できるんですけれども、ちょっと販売のスタートがずれこんでしまうと、私達の理由でずれ込んだ分は返してもらえないので、10か月くらいになったりとかってということもございます。
そして、一年単位で契約を伸ばさないといけないので、非常に高額なタレントですから、そこはそういう事情があります。

A

ついでに、幾らだったんですか? 笑

遠藤

コストですか?これは守秘義務を永遠に負わないといけません。ちょっとすいません。
これはお話することはできません。ご理解ください 笑

大久保

これは遠藤が言いましたように、マドンナさんだけじゃないです。日本のタレントでも一年とか利用期限が決まっています。我々は結果的にはマンションを販売しなければいけないので、いつまでもマドンナさんにずっと広告費を払ってということは通常はやらないので、最初の立ち上げ期とコンセプトを世の中に伝えるためにっていう目的がある程度達せれば、契約期間通りで終了するっていうのは、大体通常です。
お隣のマンションの時も、某タレントさん使いましたけれども、それも同じですね。

池崎

ありがとうございました!
最近の住民アンケートを取ったら、半数近くが、新築ではなくて、途中から入居された方なんですね。ですので、当時の開発されたときの想いとか、みんながどういうムービーを見て、ここに入ってきたのかとかそういうの知らない人が結構多いと思ってます。こういういい機会に振り替えることができて、当時を知っている方には懐かしい話でしたし、知らない方々には新鮮なお話だったかと思います。どういう想いでこのマンションが作られたのか、是非住民の皆様にも理解して頂きたいと思っていました。東建のお二人本当にありがとうございました!!

一同拍手

大久保

最後に一言だけ良いですか?ありがとうございます。本当にこういう機会を与えて頂いて感謝しております。
私は今非常に良かったなと思っているのは、当時企画したのは13年前ですけれども、この最上階は皆さんの所有物で、みんなで共有して使うものだっていう風に考えて作ったんですけど、ディベロッパーの考えをここまでですね、深読みして斟酌して、言ってみれば使い倒して頂けるというのは感動的です。私共の方こそ、本当お礼を申し上げたいと思っております。
多分この共用部を中心にして、このマンションの価値を高めていくのは皆さん、お住まいになっている皆さん次第だと思っております。そういう意味では、私個人的によく言っているんですけれども、「ディベロッパー冥利に尽きるな」と本当に感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。

一同拍手

大久保昌之氏

東京建物住宅企画部長

大久保 昌之 氏

BrilliaMare開発当時は、事業推進グループリーダーとして開発の総指揮を執る。マンションに関する幅広い経験を活かし、現在は住宅事業本部の中枢でBrilliaの進むべき道を模索している。自らも湾岸エリアに居住する愛犬家。

遠藤崇氏

東京建物住宅事業企画部CRM室長

遠藤 崇 氏

開発当時はマンション企画推進を担当。有明三つのBrilliaをプロデュース。入社以来マンション企画開発一筋だったが、現在はブランドプロモーションとオーナーズクラブ運営を主管。お祭りの的屋までこなす建築士。

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