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TalkShow トークショー

池崎

では第2部に参ります。皆さんご存知の方だと想うのですが、バーラウンジの経営者奥山さんに30分時間を取っていただき、今まで苦労してきた点、これからの展開をお話して頂きたいと思います。
では、奥山さんです、よろしくお願いします!

一同拍手

奥村

皆さんこんばんは。本日はブリリアマーレ10周年記念ということで、本当におめでとうございます。微力ながら、マグロの解体ショーとか、ブリリアノート特別編とかを今回担当させて頂いております。
ブリリアノートも先程お話をさせて頂いたんですけれども、累計160回以上やらせて頂いてます。全国のマンションには色々なスカイラウンジとかあると思うんですけれども、間違いなく稼働率はこのマンションが日本一だと認識して頂いて、結構だと思います。

一同拍手

池崎

ではまずは自己紹介をお願いします。

奥村

はい。私自身が、元々住宅のディベロッパーのせがれでして。その後起業しまして、富裕層専門のコンサルティング会社を立ち上げています。やったことは色々あるんですけれども、JCB【THE CLASS】や、東京ミッドタウン・レジデンスのサービス開発とか、ルイ13世ブラックパールという100周年記念で1本100万円のお酒をですね、どうやって売るかというマーケティング、そういうことをやって参りました。
2009年にシェフ派遣のパイオニアって言われている「シェフなび」というサービスを創業しまして、2013年、今から5年近く前になりますが、バーラウンジを本格的なレストランに進化させて、飲食を中心としたソフトサービスを開発して、更に今後ですね、そのライフスタイルをこのブリリアマーレ有明さんを起点として、湾岸エリアにどんどん広げていきたいという風に考えております。

池崎

元々の入居のきっかけを教えていただけますか?

奥村

私が今までやってきたのは、ちょっと嫌味っぽくなってしまうので恐縮ですが、先程述べた富裕層マーケティングでして、六本木ヒルズに住んでいました。六本木ヒルズの文化って何かといえば、あのホリエモンがいた頃ですが、パーティービジネス・パーティー文化なんですね。六本木ヒルズっていうのは、ご承知の人もいらっしゃるかと思うんですけれども、最上階にこういうようなラウンジがあるんですね。そこで毎日パーティーやってるんですね。で、そこにケータリングを呼んでるんですね。シェフが来て、そこが社交の場になっているんですね。そこで色々な人と出会って、色々なビジネスが発展してきていると。そういう文化の一番源泉になっていた場所です。
で、今まで住んできたマンションの共用施設での体験を基にして、先程のシェフサービスを開発して、たまたまですが、こちらのマンションの方に営業に来たんですね。それで、アメサポの内藤さんとお会いして意気投合してですね、理事会で一回ちょっとケータリングを呼んでみようという話になりました。そこで、このマンションの本当に素晴らしいところに気づいたのですが、クレドを見せていただいて。「非日常を日常に」のコンセプトに共感しましてね。我々が提供しているシェフ派遣のケータリングサービスは、点でしてそこは非日常なんですね。だけど、これを日常にもしかしたらできるんじゃないか。つまり、我々がシェフを連れて常駐運営すれば、非日常のサービスが日常化されるんじゃないかと。理事会の皆さま、住民の皆様に様々ご意見を頂いて、2013年12月から我々サービスを開始させて頂いております。

池崎

いや、あの当時の苦労、よく覚えています。

奥村

我々が入る前のサービスをヒアリングすると、この素晴らしいラウンジが十分に活用されていないというような状況だったという風にお話を聞いております。

池崎

そうですね、一つ前の運営会社も非常に頑張っていただいたのですが、店員はバーテンダーですから、それ以上のことは出来ないんですね。理事会から昼のランチをやってくれ、料理をもっと種類出してくれと、いろいろオーダーはしたんですけどね。
といっても、運営会社の入れ替えは、非常に慎重に進めました。5、6か月位、何回も住民アンケートを実施して、こういう場にしたいよねってコンセプトを固めた上で、奥山さんのシェフナビにお越しいただいた、という経緯です。

奥村

ここでサービス提供するに当たり、私もブリリアマーレの住民になりました、それでいちタワーマンション住民の視点として、サービスは何が必要で、何が必要でないかということを毎日考えました。
このマンションは間違いなく皆さんが思っている通り、日本一の共用施設、ハードです。ですが、それに見合うソフトがないというところ、日本一の共用施設に合う、日本一のソフトを開発しなければならないという風に強烈に思いまして、それで3つのコンセプトを考えました。
まず1つ目が「本格的な料理の提供と利便性の追求」。
2つ目が「毎月フェアを開催し、飽きさせない工夫」。
3番目が「刺激的なイベントを定期的に開催」。
この3つが必要だなと確信しまして、サービスを展開しております。

池崎

タワーマンションの中にカフェやバーサービスっていうのは世の中結構ありまして、調べてみるとそのサービス提供する会社は零細から上場企業まで存在しています。でも、マンション内のサービスを提供する経営者さんって、タワマンに住んでないんですよ。だから、タワマン住民がどういうものを求めているのかっていうのが実感ない。経営層より下の実働部隊もタワマンに住んでいない。
奥山さんが凄いなって思ったのは「僕ここに住みますから」ってブリリアマーレに入居してきたんですよ。相当気合入ってるなこの人って。

奥村

そうですね、当時も副理事長だった池崎さんとの出会いもあってですね、サービス開始した月、このお店が終わった後ですね、ちょうど窓際の席でですね、夜中の1時まで、毎日「このマンション、日本一にしよう」っていうことをですね、熱く語りあってましたね。

池崎

まぁあの頃熱かったですね笑。5日間くらいやりましたね。ここまで来るのに相当苦労しましたし、失敗もしてきましたけど。

奥村

こういった形で本当に現実のものとなったということで。おっしゃるとおり、ここまでくるのは大変な道のりでしたが。

池崎

あの時、お互いで出したアイデアほぼ実現しているんですけど、まだ実現していないアイデアが、一つだけあって、ここで披露宴のパーティーを出来るようにしたい。マンション住民の誰かが結婚して、ここで披露宴開いて、住民でライスシャワーするって、それだけができてないですね。あとは大体実現した。

奥村

その時点で色々なことを夜中に語り合いましたけど、ほぼ出来ていますね。
さて、まず本格的な料理の提供ということで、必ずしも全員の方が満足しているとは思わないのですが、我々がやったことをまず一つですね。550℃まで上がるオーブンをあちらの厨房の中に我々購入しましてですね、ピザが二枚同時に焼けます、タワーマンションのレストランの中で本格的なナポリピッツァが提供できるお店って、ここだけなのかなと。
200Vコンロ、冷蔵庫、ドリンクサーバなど継続的な投資を行っております。お手頃価格からシェフの本格的料理までメニューを提供して、限定メニューを止めて、要望があるだけご提供しております。

奥村

当初始めた頃は、限定10食、限定20食のランチを提供してましたが、例えば今やっているサービスでは海鮮丼、あとステーキとかですね、間違いなく原価割れしているだろうなというようなランチも、40食とか50食、ご要望があれば全て提供しています。あと、総料理長の江良シェフなんですけれども、本当に頑張ってくれてまして、ここの部分は誰にも負けないのかなと。
提供時間もどれだけ短縮するかということで、確かにここのレストラン満席になるとですね、ちょっとお待たせしてしまうことも多少あると思うのですが、それでもかなりの時間を短縮するために日々努力をしてですね、どうやったら早く出せるかということをスタッフ一同頑張ってやっています。
更にテイクアウト、オーナーズスイートへのデリバリーサービスも展開してきました。

池崎

皆さん、他のレストランや食堂に行った時に確認していただきたいんですが、客席の広さと厨房の広さというのはどこも大体一緒です。あっても2:3とかかな。
ここ厨房の広さは、みなさん分かる通り、あの中だけなんです。ここは客席と厨房の広さの割合が10:1なんです。ですが、この10:1の中で本当によくやってくれています。常時80食のメニュー展開して、更に限定食やって、短い時間で提供って、有り得ないことなんですけど、江良シェフをはじめとする現場が相当頑張ってくれて、今のバーラウンジが成り立っている、奇跡的なことですね。

奥村

このお店は、イタリアンを基調にしているんですけれども、やはりイタリアンだけだと飽きてしまうということがあります。ブリリアマーレの周りは、他に食べるところがありませんが、毎日イタリアンは食べられないというところで、まず始めたのが、和食のサービスです。ランチタイムに和食が欲しいというご要望を頂いて、和食をご提供して、ディナータイムでもその和食が召し上がれるように、形にしました。
それだけでもやはり、満足できないというか、飽きてしまう。そこで、毎月このようなフェアを開催しております。今月は豊洲の市場が出来てですね、「豊洲からの恵み」ということでやらせて頂いたんですけれども、マグロの解体ショーを初めとしてですね、豊洲の市場に実際に仕入れに行ってですね、一番新鮮なものを皆様にお届けする、それが我々の使命かなと考えて、メニュー開発してきました。実際、豊洲市場の開始日に私行きまして、場内の食堂に行ったんです。その時点で1時間半待ちなんです。次の次の日から一般が始まった瞬間に4時間待ちです。4時間待って、しかも物凄く高いです。あちらだと海鮮丼が3,980円です。そういう値段で販売している。やっぱりそれはダメだろうと。やっぱり使って頂ける値段で我々は待たせない。尚且つこのロケーションでゆっくり召し上がって頂く。そういうことを我々提供するのが使命なのかなと。

奥村

また、音楽イベントのブリリアノート160回を超えてですね、イベントで本当に色々な人に来て頂いて、このスライドには入っていませんが、能をやったり、フラダンスもやって頂きました。色々なミュージシャンやアーティストに来て頂いて、ここで皆さん楽しんで頂けるようなサービス開発をしております。

奥村

以前の業者さんと比べるとですね、業者さん自体がイベントを全くやっていなかったので、ここは無限大倍なのかなと。月間のお客様の人数は、最大で1日に400人以上ここに来て頂いたこともございます。月間売上は8倍以上。利用者満足度ということで、2017年のアンケートなんですけれども、「去年よりもよくなりましたか?」っていうアンケートで、90%以上の人が良くなったというような意見も頂いております。

奥村

一般的なマンションの共用施設という部分でいきますと、先程申し上げた通り、ハードに見合うソフト価値を提供できないと、住民の使用率が低下して、使わない施設の管理コストを抑えるために、更に魅力が下がるというマイナスのスパイラルに入っているマンションというのが非常に多いんですね。

池崎

これは普遍的なもので、他のマンションの共用施設って、あまり使われないところが多いですね。本当にもったいない。ここの理事を6年もしていれば、色々なマンションに招待されるじゃないですか。でも、本当に使われない。うちだけですよ、こんなに使われているのは。

奥村

負のスパイラルから抜け出してポジティブサイクルに入れたのは、多分こちらの理事会がソフトサービスへの目の向け方が日本一だったからだ、という風に思っております。理事会の方々の熱い思いで、我々もここまでできたという部分ですね。バー運営のソフトを強化して、住民の皆さんにどんどん使っていただいて、売上が更にアップした。そうすると、我々もどんどん投資が出来るんですね。今日このバーラウンジ、本当に新品同様にまでして頂いて、丁寧に修繕をして頂いて、更にマンションの魅力がアップする。非常に大きな好循環に今入っているという風に認識しております。

奥村

次の展開ですが、まず我々やってきた今までの飲食ソフトサービスに、ITをプラスしていきます。今アプリを開発しているんですけれども、今毎週やっているイベント動画をアプリで見れるようにしたい。そして、アプリでお得な情報が見れて、「今日は●●が安いよ」というような情報が見れるようになります。で、これ結構大きいと思うんですけれども、アプリで現在の混雑具合が分かるようにします。多分皆さま、何回か経験されたと思うんですけれども、上に上がってきてご飯食べようと思ったら、満席で入れないと。「もうしょうがないな」ともう一度家に帰るか、他に行くかという話が結構あったと思うんです。あと、アプリで部屋からお料理の注文が出来るようになります。これは相当利便性が上がると思います。で、料理が出来た頃に行けばよいと。そしたら、もう待つ必要もないし、リザーブしておけばその席で食べられるというような、本当に他のマンションでは体験できないサービスを今開発中です。

奥村

更にですね、今「飲食ソフトサービス+toB」を展開したいな、と。このマンションの住民に対して、ビジネスを行いたいというメーカーさんを我々が今取りまとめをしております。
例えば、食料品メーカー、飲料メーカー、食器メーカーなどですね。要はこういう高級マンションに住んでおられる方に何かを販売したい、もしくはご意見を聞きたいという思いを持っているメーカーさんっはいっぱいいるんですね。そこを我々がまとめて、タワマン住民の声が聞けるような、試飲会、試食会、サンプルアンケート、グループインタビュー等でポイントが貯まったりだとか、商品をどんどん試していくとか、サンプルで使って頂くというような企画を今作っております。

奥村

最後にブリリアマーレ有明を拠点にですね、湾岸エリアの大規模マンションへ横展開していきたいな、と。こちらのブリリアマーレ有明さんともう一つ豊洲のスカイズ・ベイズさんのラウンジの運営もさせて頂いているのですが、この2つを基点としてですね、横展開をしていきたいと思っております。

奥村

皆さんにどんなメリットがあるのか、一番気になるところかと思うんですけれども、ここが「湾岸のコア」になれば、toBのところが強化される。要は先程のメーカーさんが、集まってきて、皆さんにとって魅力のある商品を更に還元することが出来るようになる。そこの収益から今まで出来なかったようなイベントであるとか、サービス、そういうようなことをこの場所で行うことが可能です。このモデルが業界標準となれば、ブリリアマーレ有明というマンションの知名度がですね、どんどん上がる。そうするとここに住みたいという人がいっぱい出てくることになります。そうすると名実ともに「日本一住みたいマンション」になって、最終的には資産価値も上がって、皆さんに対して一番我々としてリターンが出来るかなという風に思っております。

池崎

そうですね、ブリリアノートを月二回やっていただいてますが、今、スカイズ・ベイズと2回公演になっていますね。そうすると、やらしい話ギャラが安くできる。1拠点でやるよりも、2拠点でやった方が当然効率がいい。そして、3拠点、4拠点と増えていけばもっといろいろできる。更に多拠点になれば、ブリリアマーレは土日どちらもできるとか、色々メリットはでできますね。
他に湾岸タワーマンションをお買い求めの方はいらっしゃいませんか?
是非そこのラウンジに奥山さん、紹介してください。奥山さんありがとうございました。

奥村

ありがとうございました。

株式会社シェフの友
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一同拍手

奥山泰久氏

株式会社シェフの友 代表取締役CEO

奥山 泰久 氏

住宅デベロッパーの家業を経てIT会社を起業。その後、富裕層専門のコンサルティング会社を立ち上げ、「JCB THE CLASS」「六本木ミッドタウンレジデンス」「ルイ13世ブラックパール」等のマーケティングに携わる。2009年シェフ派遣のパイオニアである「シェフなび」を創業、飲食業界に新風を巻き起こす。2014年、ブリリアマーレ有明のバーラウンジを本格的レストランへと進化させ、飲食を中心としたソフトサービスを開発、新たなライフスタイルを次々に提案し大規模マンションの資産価値向上に貢献。今後は、湾岸タワーマンションを起点に大規模マンションへ展開を加速。

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