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Interview インタビュー

ブリリアマーレ有明完成秘話 ~ 物件開発者インタビュー ~

聞き手(理事会・以下”理”):

ひとつだけ苦言を言わせてください。ハードウェア的にはホテルそのものを目指して作られましたが、入居当初はソフト面が全く追いついていませんでした。例えばバーラウンジ。入居当初は、バーテンダーが一人いるだけで、もちろんサーブもなく乾き物だけ。僕らのやり方が正しいかわかりませんが、レストラン営業に変更しました。バーからレストランに変わって一番うれしいところは、昼間のランチも提供できる、夜もお料理が食べられるということです。ただ、このレストランは東京建物さんが当初考えていたサービスとはだいぶかけ離れているような気がします。

遠藤氏(以下”遠”):

マンションの共用施設にこれだけのものを組み込んだ参考例が無い中で、手探りだったのが本音ですね。お客様がどれだけ利用してくれるかわからない中、比較的簡単なサービスに合わせました。食べ物もフィンガーフード、セルフサービス程度でいいのかな、そんな風に思っていました。たしかにご指摘の通り、ホテルを作るならもっと運営に気合入れた方が良かったかもしれません。

理:

マーレを国際展示場側から見ると、四角いどーんとしたマンションで、最上階がプールのライトで青く筋が入っているように見えます。これは狙っているのでしょうか。

外観

遠:

あれは意図的なものですね。

理:

毎日帰る度にカッコイイなと思って帰るのですが。

遠:

私も、かっこいいなと多少ドキドキしながら見ますね。

理:

外観にこだわりはあるのですか?

遠:

外部のデザイナーさんをいれなかったのですが、三井住友建設内部のデザイナーさんと我々JVで意見を出しながら作りました。真ん中にガラスを入れてリズム感を出しています。担当された方は三井住友建設さんの中では異色のデザイナーで、例えばコーチのショップデザインの経験があったりとか、ゼネコンの設計者っぽくない印象を受けました。当時、東京都内に派手な建物立ち過ぎだという反省があった時代で、景観については非常に厳しい制限がかけられました。彩度を落としたタイルを使うよう求められたり、使う色のパーセンテージまで決められていました。その制限の中で、プールのライトでさりげなく主張するような良いデザインになったと考えます。

外観

遠:

あと、念願のスーパーをスカイタワー建設で呼べたのはよかったです。マーレの時にもスーパーを誘致したいと計画したのですが、1000世帯のパワーでは呼びきれなくて、2000というボリュームでやっと手が上がった経緯があります。クリニックについては、パイオニア精神がある先生がいらっしゃって出店していただけました。セラピー運営も先生にほとんど無理やり頼んだようなものです。

理:

では最後となりますが、改めて作った時の想いなどを聞きたいと思います。

遠:

なんとなく当時の自分を振り返るきっかけになりました。 いっぱい喋ったので、なかなかまとめにくいのですが、土地が持っているエネルギーというのはすごいものがあります、その中でも有明は素材がいいので一番いい状態でお住まいできるように一生懸命絞り出しました。 有明はすごい魅力的です。これだけの景色、海辺を隔てた都会の眺めがある、そして南はテニスの森。こういう立地のマンションに作るものは何だ、とことんいこう。求めたものは非日常性だったりホテルそのものだった。これが緩んでしまうと有明にマンションを造る意味が無い、そんな想いでした。

理:

ありがとうございました。 管理組合としてはその想いを引き継いで、運営していけたらなと考えます。

遠:

いえいえ!想定以上ですよ!(笑)

遠藤崇

遠藤 崇 氏

略歴:

東京建物株式会社 住宅商品管理部 商品企画担当
1992年入社
2005年BrilliaMare開発当時 住宅事業部に所属
入社以来マンション開発・企画担当一筋

主な担当プロジェクト:

BrilliaMare有明 / Brillia有明skytower / Brillia有明Citytower / 東京フロントコート / BrilliaGrandeみなとみらい / 品川V-Tower 等

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